埼玉県日高市のパソコン修理・データ復旧
■PC-VW770LG交換修理
今回の故障症状は、パソコンが立ち上がらないというもの。その前からエラーが出て起動が不安定だったようです。
大切なデータは特にないそうですが、デスクトップパソコンはノートパソコンに比べて販売価格が高い(画面が大きくテレビ機能等がある為、同じ性能ならノートパソコンの方が安い)ため修理をご希望です・

PC-VW770LG

パソコンを起動させたところ、英語のエラー表示が出てwindows® が立ち上がりません。
調べてみたところHDD(ハードディスク)が認識されていない状態でした。
まずはHDDを取り出して状態を確認します。

PC-VW770LGのHDD

HDDを取り出して状態を確認してみると、HDDが全く動作しないことがわかりました。
恐らくHDDのPCB基板と呼ばれる部分が故障したのではないかと思われます。
HDDの交換が必要です。

ただ、ここまでHDDの状態が悪いと内部のデータを移すことは非常に難しく、新しいHDDに改めてwindows® を改めてインストールしなければなりません。
そのためには通常「リカバリーディスク」というPC-VW770LG専用の使用致しますが、このパソコンの場合は「リカバリーディスク」は付属しておらず、パソコン購入後に自分で「リカバリーディスク」を作成しなければならない仕様でした。
そして残念なことにお客様はそのことをご存じなく、「リカバリーディスク」を作成しておられませんでした。
(昔のパソコンはパソコンを購入するとリカバリーディスク(付属のCD)が同梱されておりましたが、最近は経費削減の為か付属しておらず、購入後にCD-RやDVD-Rを使用して自ら作成するモデルが殆どです。)

「リカバリーディスク」は後からでもメーカーから購入できることもありますが、PC-VW770LG用のディスクは10,000円と高額であり、お客様にご相談致しましたが何とかお安く修理をされたいとのことでした。

この時点で修理業者によっては「修理不可」となることもありますが(実際に店主が過去に勤めていた修理業者2社では修理不可あるいはメーカーでの修理をご案内しておりました)、できるだけお客様のご希望に添えるように今回は「リカバリーディスク」を使用せずに修理することに致しました。

OSインストール

まずは「リカバリーディスク」ではなく、通常版のwindows® をインストールします。
「リカバリーディスク」であればディスクの指示に従えば自動的に終わってしまうのですが、通常版のwindows® ディスクを使用した場合はスピーカー(音声出力)やインターネットの装置(内臓LAN)・映像表示用のチップ等の情報をwindows® に手動で覚えさせなければなりません。
でないと音が出ない・インターネットに繋がらない・画面が荒い等の症状が出てしまいます。

ドライバ検索
画僧が荒くて申し訳御座いません・・・。

今回手動で読み込ませたのは「音声出力」・「無線LAN」・「映像表示のチップ」です。
読み込ませる際には「ドライバ」と呼ばれるプログラムをインストールしていきます。
使用されている部品に合ったドライバでないと正常に動作しないため、読み込めない内容をを確認しながら適切なドライバを捜してインストールしていきます。
また、最新のドライバをインストールするため、windowsアップデートを行ってパソコンの状態も最新にします。

国内メーカーは必要なドライバの情報が公開されていないので、全て自分の力で適切なドライバを捜していかなければなりません。
そのため、修理業者によってはこの作業が出来ない・出来ても手間がかかるという理由で作業を断るところもあるのです。

PC-VW770LG動作確認

アップデートとドライバのインストールが完了しました。
無線LANも認識されたので、無線でインターネットを正常に行えました。
また、動画を再生し、画面解像度や音声出力も問題ないことを確認、全て正常に動作しました。

メーカーの「リカバリーディスク」を使用していないためメーカー独自のソフトは使えませんが、インターネットやメール等の一般的な機能は使えるようになりました。

リカバリーディスクで自動的に修理をするのに比べるとかなり手間掛かりますが、作業料金は一律料金なので普段と同じ作業料金での修理となりました。

<今回の修理料金>
修理作業料金10,000円(税抜き)+部品代7,500円

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